川口市長の部屋
皆さん、こんにちは。今回は子育てがテーマです。
私が考える「子育てしやすいまち」に必要なことは次の3つです。
①安心して子育てができること…子どもの成長には、学習環境や相談体制の充実、そして、地域のかたがたの理解や支援が欠かせません。
②子どもがのびのびと成長できること…健やかな心と体を作るため、自由に思い切り体を動かせる場所、知的好奇心を満たすことができる場所が必要です。
③人と人とがつながること…子育て中は育児のさまざまな悩みや不安を抱えます。一人で抱え込まず、誰かに話せたり集える場所づくりが重要です。
このため、私は市長就任後、まず学習環境の改善として、市内小中学校の全教室にエアコンを設置しました。また、保育所等の定員を10年間で6,237人から12,169人に拡充し、本年4月1日現在の待機児童は10人にまで減少したところです。自然・遊び・学びの場の充実としては、グリーンセンターをより魅力ある施設にするための再整備を進めるほか、水辺と木々の緑に彩られ、小さな生きものに出会うことができるとともに、天候に左右されない屋内あそび場「アソブーン」も備えたイイナパーク川口の整備、知的探求がテーマの科学館は来館者200万人を達成し、5月には開館20周年を迎えました。さらには、親と子、親同士、親と地域をつなげるため、情報交換や育児相談ができる場として、子育て中のかたが気軽に集い相互交流を図る「おやこの遊びひろば」の開催や、子ども発達相談センター「るるる」の設置等により、子どもの成長段階やご家庭の状況に応じた支援を行うなど、私が考える「子育てしやすいまち」に必要な環境の整備に、スピード感をもって取り組んで参りました。
一方で、子どもの成長には、直面している課題だけでなく将来への配慮も重要です。心豊かな大人になることを願い、本物の文化・芸術に触れるための美術館建設は、将来の子どもたちへ向け、市ができる大変有意義な投資(子育て)の一つであると考えています。
今後も、未来の川口を担う子どもたちのため、成長の礎となる取り組みを積み重ね、「さらなる子育てしやすいまち」への歩みを確実に進めて参ります。