川口市長の部屋
皆さん、こんにちは。
朝方や夜には幾分か気温が下がる日も出てくるなど、秋の足音を感じる季節になりました。とはいえ、日中の厳しい暑さは依然として続いていますので、引き続き体調管理にご留意ください。
さて、約3年に渡り日本中を不安と混乱に陥れた新型コロナウイルス感染症ですが、感染症法上の分類が5類に移行されてから、はや4カ月。移行後初の「たたら祭り」では、30万人を超えるかたがたに花火や流し踊り、各種イベントを楽しんでいただきました。また、各町会・自治会の夏祭りなども再開され、以前の活気が戻りつつあることを実感しています。
思い起こせば、令和2年3月に市内で初めての陽性者が確認されて以来、中核市への移行に伴い設置した保健所の体制強化や、発熱外来など医療提供体制の確立に加え、特にワクチン接種については、希望する全てのかたが早期にワクチンを接種できるよう、必要な接種数やスケジュール、医療機関の接種目標値を私が自ら設定したほか、個別接種を行う医療機関へ市独自の協力金を支給するなど、いわゆる「川口モデル」を強力に推進し、60万都市のリーダーとして市民の安全・安心のために奔走した日々でありました。そして何より、皆さんの感染防止対策へのご協力によって、未曽有のウイルスへの対処という難局を乗り越えることができたと思っています。
そして、これからがポストコロナの正念場。今まで以上に市を盛り上げて参ります。具体的には、市内をエリアで分け、それぞれの魅力を存分に発信していきます。例えば、樹モールプラザをはじめ、飲食店や商業施設が立ち並ぶ川口駅東口は「にぎわいのゾーン」。川口駅西口は「文化・芸術のゾーン」とし、リリアの大規模改修に併せ、美術館の建設を進めております。また、「スポーツのゾーン」としては、県が神根運動場に国際水泳場の整備を進めており、これを機に運動場の周辺をスポーツ公園として一体的に整備する予定です。さらには、グリーンセンターやイイナパーク川口など、子どもから大人まで楽しめる「緑のゾーン」では緑地と自然環境の保全に努め、産業と住宅が共生するエリアにおいては利便性の高い生活環境を維持するなど、市全体の活性化に全力で取り組んで参ります。ぜひ、これからの川口にご期待ください。