川口市長の部屋
クビキリギス(バッタ目キリギリス科)
体 長:27~34mm(翅は含めない)
見られる時期:4~11月
分 布:日本全国
今月の虫は、クビキリギスです。
三角形のとがった頭部と、赤褐色の大あごが特徴のキリギリスの仲間です。
口の周りが赤く、非常に強力な大あごをもつことから「血吸いバッタ」と呼ばれることもあります。
体色は緑色型と褐色型の個体が見られますが、稀にピンク色の個体が出現することがあります。
草むらや河川敷などに普通に生息し、飛んで移動することが多いため、街中の公園や人家の庭などでもよく目撃されます。
秋に羽化した成虫はイネ科植物の根際などに潜り込んで越冬します。
春先の暖かい日には、冬眠から覚めた個体が鳴き始め、春から夏にかけて「ジー」と長く連続した声で鳴きます。