地元暮らしをちょっぴり楽しくするようなオリジナル情報なら、川口の地域情報サイト「トリコカワグチ」!
文字サイズ文字を小さくする文字を大きくする

川口の地域情報サイト「トリコカワグチ」

川口市長の部屋

市長コラム(令和6年6月号)


 皆さん、こんにちは。

 私は、市民の皆さんが文化や芸術に触れ合うことにより、創造性と豊かな心を育み、暮らしにゆとりや潤いを実感できるまちづくりを目指し、政策宣言の一つに「選ばれるまちにふさわしい文化・芸術の高揚」を掲げ、川口駅西口エリアを新たな文化・芸術の創造発信拠点とするため、川口総合文化センター・リリアの大規模改修と美術館の整備を進めております。

 現在建設中の美術館は、リリアに隣接して整備することで、文化・芸術の集積や回遊性による相乗効果を生み出し、文化施設としてのさらなる機能向上が図れるものと考えております。また、県内では類を見ない駅からの近さを活かし、バリアフリーにも配慮した、誰もが利用しやすい文化・芸術の創造発信拠点とすることで、市民の皆さんはもとより、市外のかたも多く訪れる施設となることを期待しております。

 この美術館は、これまで寄贈いただいた本市の作家の作品をはじめ、本市の収集家が所蔵していた貴重な作品など、本市にゆかりのある美術品を中心に展示いたします。ほかにも、誰もが安心してアートと触れ合える場の創出として、インクルーシブな取り組みや、他の美術館と連携したさまざまな企画展の開催など、都内の美術館とは異なる、川口ならではの魅力ある美術館を目指して参ります。

 また私は、子どもたちにとって、芸術鑑賞や体験ができる場が身近にあり、本物の芸術に触れることは、心豊かな人格形成と健やかな成長に良好な影響を与えるものであると確信しております。そのため、本市の教育活動においても積極的に文化施設を活用し、文化・芸術に出会う機会を数多く提供していきたいと考えております。

 今回の一体的な整備は未来への投資であり、将来を担う川口の子どもたちがいつか「ここに美術館があって本当によかった」と振り返ってもらえるよう、引き続き、両施設の令和8年中のオープンに向けて取り組んで参ります。

※広報かわぐち令和6年6月号に掲載されたコラムです。

この記事に関するキーワード