川口市長の部屋
ミドリシジミ(チョウ目シジミチョウ科)
前翅の長さ:16~23mm
見られる時期:6~7月
分布:北海道から九州
幼虫の食草:ハンノキ、ヤマハンノキ
今月の虫は、埼玉県の「県の蝶」にも指定されているミドリシジミです。
オスの翅は、名前のとおりキラキラと緑色に輝き、見る角度によって色合いが変わる美しい蝶です。
メスはこげ茶色で一見地味ですが、A型、B型、O型、AB型といったタイプに分けられ、前翅の模様が変わります。
年に一回、梅雨の時期のみ成虫は見られます。
夕方に活動が活発になり、オスは梢に縄張りを張り、他のオスと出会うと追い払うように飛びます。その時、複数の個体が絡み合うようになることがありますが、この時の行動を卍巴(まんじどもえ)飛翔と呼びます。
みなさんも梅雨の晴れ間に、この宝石のような翅をもつミドリシジミを探してみませんか。