川口市長の部屋
ヤマトタマムシ(コウチュウ目タマムシ科)
体 長:24~45mm
見られる時期:6~8月
分 布:本州から沖縄諸島
今月の虫は、美しい昆虫で知られるヤマトタマムシです。
ヤマトタマムシは体全体が金属光沢のある緑色で、背中に赤い筋が入ったコウチュウ(甲虫)の仲間です。
その美しい翅は、法隆寺の国宝「玉虫厨子」に装飾として使用されています。
ヤマトタマムシの卵はエノキやケヤキなどの枯れた木に産み付けられ、幼虫はその木を食べて育ちます。
成虫もエノキなどの葉を食べるため、エノキやケヤキの生える雑木林や河川敷でよく見られます。
木の高いところを飛ぶことが多いため目にする機会は少ないかもしれませんが、街中の公園や小さな緑地にも生息しており、真夏の晴れた日には樹上をキラキラと飛ぶ姿を見ることができます。