川口市長の部屋
カブトムシ(コウチュウ目コガネムシ科)
体 長:オス35~85mm、メス33~53mm
見られる時期:6~9月
分 布:本州から沖縄諸島(北海道は移入)
今月の虫は、夏の里山を代表するカブトムシです。
カブトムシは日本各地に広く分布しており、里山の雑木林など、人の手が加わった林でよく見られます。
幼虫は雑木林の落ち葉や倒木の下、畑のたい肥の中で成長し、初夏になると土の中に部屋を作り蛹となります。
羽化した成虫はクヌギやコナラの樹液によく集まるほか、街灯などの灯りに飛来することもあります。
日本で広く見られるカブトムシですが、本州と比べて沖縄諸島の個体は小型で、角もあまり大きくならない特徴があります。
また、北海道で見られる個体は移入種と考えられており、北海道の生態系への影響が懸念されています。