川口市長の部屋
トノサマバッタ(バッタ目バッタ科)
体 長:35~65mm
見られる時期:6~11月
分 布:日本全土
今月の虫は「トノサマバッタ」です。
日当たりの良い草原や荒れ地、河川敷に生息し、イネ科の植物を好みます。
警戒心が高く、飛翔能力も高いため、野外で観察するのは難しいバッタです。
体色は緑色や褐色など様々な個体が存在します。
前翅には茶色や黒のまだら模様がありますが、後翅にはクルマバッタやクルマバッタモドキのような模様はないため、翅で区別することができます。
トノサマバッタを含む一部のバッタ類は、集団で移動し農作物に被害を及ぼす「飛蝗」という現象を起こすことがありますが、国内での例は非常に少ないです。