川口市長の部屋
皆さん、こんにちは。
まだまだ暑い日が続いていますが、引き続き、体調管理にはくれぐれもお気を付けください。
9月から10月にかけては、台風の接近・上陸が多い時期であり、これまで以上に十分な戒が必要です。
近年、本市でも、激甚災害に指定された令和元年東日本台風や、市内で最大累計雨量362mmを観測した昨年6月の台風第2号、そして、今年7月には「記録的短時間大雨情報」が発表され、1時間に100mmを超える同地的な大雨が発生していますが、幸いにも河川の氾濫や人命に関わる大規模な被害を防ぐことができました。これは、私が市長就任以来、東川口駅周辺の雨水貯蜜管をはじめ、公園や学校な
どの地下を利用した雨水貯槽や、新郷・安行地区における調節池の整備など、市内各所に26カ所、小学校の25mプールに換算して約228杯分相当の雨水貯留施設を整備してきたことに加え、国・県と連携して荒川や芝川の治水対策を進めてきた成果であると実感しています。
しかしながら、一部の地域では内水濫による浸水被害が発生したことも事実であり、また、これまでは1時間に約50mmの降雨に対応できるよう整備を進めてきましたが、地球温暖化の影響による「線状降水」の発生など、50mmを超える集中豪雨が増加傾向にあり、今まで以上の水害リスクも予測されます。今後も防災対策には「もう十分」「絶対大丈夫」というものはない、という危機感をもって、引き続き、市民の皆さんの安全・安心の確保を第一に考え、さまざまな治水対策に全力で取り組んで参ります。
皆さんも、平時から防災行政無線や「きらり川口情報メール」による災害・気象情報の取得など、複数の情報収集手段を確保しておくことや、いざというときの非常用食料・飲料水、携帯トイレの備蓄、また、あらかじめ家族間で避難する場所や連絡方法を確認しておくことなど、日ごろからの「備え」をお願いします。
※広報かわぐち令和6年9月号に掲載されたコラムです。
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