川口市長の部屋
ジャコウアゲハ(チョウ目アゲハチョウ科)
前翅の長さ:42~60mm
見られる時期:5~9月
分 布:本州、四国、九州、南西諸島
幼虫の食草:ウマノスズクサ類
今月の虫は「ジャコウアゲハ」です。
オスは黒色、メスはベージュ色をしたアゲハチョウの仲間で、オスの成虫から麝香(じゃこう)の香りがすることから、ジャコウアゲハと名付けられました。
ほかのアゲハチョウと比べ翅全体が細長く、体に赤色や黄色の模様が入ることが特徴です。有毒のウマノスズクサ類を食草とし、体内に毒をもつため、ふわふわと緩やかに飛翔します。
オナガアゲハやアゲハモドキなど、いくつかのチョウやガの仲間はジャコウアゲハに擬態することで天敵から身を守っていると考えられています。
今年の夏はイイナパーク川口で、卵から成虫までさまざまなステージを観察することができました。