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川口市長の部屋

市長コラム(令和6年11月号)


 皆さん、こんにちは。

 11月17日は全市一斉クリーンタウン作戦です。

毎年町会・自治会をはじめ多くの皆さんに参加をいただき、心から感謝を申し上げます。私も参加するたび、皆さんが一生懸命に美化活動を行う姿を目の当たりにし、美化意識が高まっていることを実感しています。一方で、ルールやマナーを守らない一部の人によるごみのポイ捨てが依然として散見され、市内のごみ集積所でも“ルールを守らないごみ出し”が以前から深刻な問題となっており、ルール違反ごみの回収量は年間で約300tにも及びます。

 私は、こうした不法投棄に対し、市内全域での巡口監視や回収に加え、川口駅、西川口駅、蕨駅周辺などを中心に、収集日以外に捨てられているごみの重点回収を実施するとともに、誰もが分かるよう9カ国語によるごみの分け方・出し方の冊子や看板の作成、YouTubeでの動画配信など、ごみ出しルールの周知に取り組んでいます。また最近では、本来、集積所に出すことができない事業活動で出たごみが、集積所に出される悪質な事例もみられることから、機会を捉えて指導を行っています。しかし、これらの取り組みには多額の税金が使われているのが現実です。

 集積所への不法投棄は、市や町会・自治会だけで完全に防ぐことはできません。市民一人一人が不法投棄をしない、させないという意識と地域への関心を持って取り組むことが必要であり、一人一人の行動は小さなものであっても全体で取り組めば大きな力になると考えています。そして、全ての市民の皆さんがルールを理解し、“ごみの分け方や出し方”を守ることで、不法投棄対策に充てる税金は、他の公共サービスに有効に活用できるようになります。

 今後も引き続き、町会・自治会と協力しながら、継続的に粘り強くごみ出しルールの周知を図り、不法投棄のない誰もが快適で住みやすいまちづくりに取り組んで参ります。皆さんも、ごみ出しルールの徹底やお近くの集積所の清掃・監視に努めていただきますよう、改めてご協力をお願いします。

※広報かわぐち令和6年11月号に掲載されたコラムです。

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