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川口人(かわぐちじん)

小林豊さん(株式会社フローレス/取締役社長)Vol.51

“伝える”を支える仕事。地域広告の最前線で走り続けるポスティング会社の社長


今回の川口人は、地域に根ざしたポスティングで信頼を築いてきたプロフェッショナル
『株式会社フローレス』取締役社長小林 豊(こばやし ゆたか)さんです。


「伝える」ことに誠実に向き合い、低コストで確かな効果を届けるポスティングの力を、20年以上にわたって川口のまちで発揮し続けています。


そんな小林さんが語るのは、仕事への信念と地域への思い、そしてこれからのビジョン。
現場に立ち続ける経営者が見つめる“リアル”な言葉をお届けします。

Q1.どんなお仕事/活動をしていますか?

ポスティングを中心に、幅広い広告事業を手がけています

株式会社フローレスで、ポスティング事業を中心に広告業務を手がけています。
私は取締役社長として会社をまとめながら、営業全般を担当し、現場の最前線で日々動いています。


実は、営業スタッフは私ひとり。
経営者でありながら、営業担当としてお客様と直接向き合うことが、私のスタイルです。


とはいえ、飛び込み営業のようなことはしていません。
既存のお客様からいただく案件に、誠実に、そして丁寧に応えていくことを大切にしています。


弊社の主力事業はチラシのポスティングです。
「きちんと配ってくれる」と信頼していただけることが、次のご依頼へとつながります。
逆に少しでも手を抜けば「もう任せられない」と判断される、非常にシビアな業界でもあります。


だからこそ、一件一件の仕事を丁寧にこなすことが、最も大切だと考えています。


現在はポスティングだけでなく、新聞折込、広告デザイン、電車のつり革広告、駅デッキのビジョン広告など、幅広い広告事業を展開しています。
これらすべてを、私ひとりで対応しているのが現状です。

ポスティングに関することなら、ぜひ当社にご相談ください!

一枚のチラシが人生の転機に

この業界に入ったのは、建築金物の配送業をしていた頃のとある出来事がきっかけでした。
ある日突然、当時勤めていた会社の社長が命を絶ち、職場がなくなってしまったのです。
仕事も失い、これからどう生きていけばいいのか――まさに途方に暮れていた時期でした。


そんなある日、住んでいた団地のポストに「ポスティングスタッフ募集」のチラシが入っていました。
「とにかく働かなきゃ」と思い、迷わず電話をかけたのがこの業界との出会いです。
その一歩が、今の人生を大きく動かすきっかけになりました。


最初に入社したポスティング会社では、配布スタッフとして経験を積みながら、営業や社内業務にも関わるようになりました。
そして38歳のとき、ご縁があり株式会社フローレスへ入社しました。


入社して間もない頃、当時の社長(現会長)から「小林くんはポスティングの仕事についていろいろ知っているけど、前に何かやっていたの?」と声をかけていただきました。
「前職でもポスティングをしていました」と答えると、「じゃあ社内のことも頑張ってみてよ」と言われて社内業務にも携わるようになりました。
その一言が、私のキャリアの原点になりました。


実は子どもの頃、家庭の事情で中学3年生の頃にはほとんど学校に行かず、建設現場で働いていました。
そのときの親方に言われた「どんな仕事でも学歴は関係ない。気合いで頑張れば生きていける。」という言葉がいつも心の支えになっています。


その言葉を胸に、これからも仕事に誠実に向き合い続けていきたいと思っています。

心を込めて、一枚一枚丁寧にお届けします。

Q2. 大切にしていること/こだわり

“期待に応えたい”その思いが原動力です

取締役就任時に会長からかけられた「自分のやりたいように自由にやっていい。任せるよ」という言葉は、自分の中で大きな意味を持っています。
実際、会長は今でも一切口出しをせず、何か問題があったときにだけ助言をくれます。
通常業務にはまったく干渉せず、信頼して任せてくださっているんです。


その姿勢に応えたいという気持ちは、自然と芽生えました。
見守りながらも任せてくれる――その信頼関係こそが、自分のモチベーションの源になっています。


社長に就任したのは、ちょうどコロナ禍に突入した2020年4月1日でした。
もともと会長から「70歳になるタイミングで社長を引き継ぐ」という話があり、その約束のとおりに就任しました。
ところが、1週間後の4月7日には緊急事態宣言が発令され、不動産関連のチラシ案件が次々とキャンセルに。
「これは正直きついな」と思ったことを、今でも鮮明に覚えています。


それでも、当時は需要が高まっていたデリバリー関連などの案件を受けながら、なんとか乗り越えることができました。
今では売上も徐々に回復し、コロナ禍以前の水準に近づいています。


弊社は少数精鋭のチームで運営しています。
だからこそ、売上が上がればその分をボーナスという形で社員にしっかり還元できる。
コロナ禍のときは難しい状況が続きましたが、今では最低でも2ヶ月分のボーナスを出せるようになりました。

それが実現できたことが、何よりもうれしいことです。

自動紙折り機を使うことで、チラシの折り作業を効率化しています。

人を大切にする気持ちが、良い仕事を生むと信じています。

事業の中核を担う配布スタッフとの関係は、何よりも大切にしています。


ポスティングの仕事は、夏は暑く、冬は寒い。
1年を通して働き続けられる人が少ないのが現状です。
だからこそ、夏場には空調服や飲み物を支給するなど、少しでも快適に働ける環境づくりに配慮しています。


弊社では、スタッフに毎日会社までチラシを取りに来てもらうようにしています。
これは単なる業務上の流れではなく、一人ひとりの顔を見て、その日の体調や様子を直接確認するためです。


たとえば「今日は少し元気がなさそうだな」と感じたら、「無理せず今日はチラシの枚数を半分にして、残りは別の人にお願いしようか」と声をかけます。
そうした小さな気配りの積み重ねが、安心して働ける環境をつくり、長く続けてもらうための信頼関係につながっていると感じています。


また、弊社ではクレーム対応にも力を入れています。
投函を希望されないご家庭からご連絡をいただいた場合には、すぐに謝罪と回収を行い、「配布禁止リスト」に登録します。
このリストは20年以上かけて蓄積してきた大切なデータで、現在はシステムで一元管理しています。
その結果、スタッフが誤って投函してしまう事態を未然に防ぐことができています。


ポスティングは、「不要な人にとってはゴミになってしまう」「クレームにつながる」といった側面もあります。
だからこそ、膨大な配布禁止リストを活用し、確実に禁止エリアを避ける体制を徹底しています。
このリストは川口市をはじめ、蕨や戸田、さらには千葉や神奈川まで広範囲をカバーしています。


また、在庫管理も帳簿とパソコンの両方で徹底的に行い、クライアントからの信頼を守り続けています。


一枚のチラシを届けるにも、人と人との信頼があります。
その思いを胸に、日々の業務に取り組んでいます。

半自動梱包機を使うことで、チラシを効率よくまとめることができます。

Q3. 川口のココが好き!!

好きだからこそ、変わりゆく街『川口』に思うこと

川口の魅力は、やはりなんといっても都内へのアクセスの良さだと思います。
私は足立区の出身なのですが、川口はすぐ隣ということもあり、昔からよく遊びに来たり、友人と飲みに来たりしていました。
そんなこともあり、川口は昔からなじみのある場所です。


現在は西川口に住んでいますが、ここ数年で街の景色が大きく変わってきたと感じます。
特に外国の方、なかでも中国出身の方々が増えていて、地域全体がどんどん国際色豊かになってきています。


川口は暮らしやすく、都内にも出やすい利便性の高いエリアです。
その便利さもあって、今後さらに多国籍な街へと発展していくのではないかと思います。


だからこそ、日本の方も海外の方も、互いに尊重し合いながら、気持ちよく暮らしていける街であってほしい。
そんな川口のこれからを、心から楽しみにしています。

倉庫を備えているため、クライアント様の大切な配布物の管理もお任せください!

Q4. オススメのお店・場所

気軽に立ち寄れる名店がいっぱい。川口で見つけたお気に入りの味

よく通っているのは、自宅から徒歩1分もしない場所にある中華料理屋です。
店名は思い出せないのですが、気軽に立ち寄れる雰囲気があり、「北京ダック」が特にお気に入りの一品です。

 

川口市芝にあるうなぎ屋「川福」もよく行くお店のひとつです。
ふっくらと香ばしく焼き上げたうなぎが絶品で、つい足を運びたくなります。

 

また、知り合いが営む上青木の韓国料理店「韓国居酒屋 ぷさん」は本場の味をしっかり堪能できるお店です。
味はもちろん、アットホームな雰囲気も魅力で、気づけば長居してしまう、そんな温かいお店です。

社員やスタッフとは、密にコミュニケーションを取るようにしています。

Q5. 今後の目標

次の世代へ、しっかりとバトンをつないでいきたい

現在、営業やポスティング、広告事業に関わる業務のほとんどを、私ひとりで担っています。
ありがたいことに毎日忙しくさせていただいていますが、その一方で「このままでは回らなくなるかもしれない」という危機感も抱えています。


だからこそ、これからは業務を任せられる人材を育てていくことが、会社にとっても、そして私自身にとっても必要不可欠だと感じています。


今の会長は、もともと社長としてフローレスを牽引してきた方で、現在も経営に関わっています。
ただ、すでに75歳を超え、「80歳くらいまで頑張れれば」と話していることもあり、その先の体制づくりを考えておく必要があります。


将来的には、私がその立場を引き継ぐ可能性もあります。
しかし、現場業務と経営の両方を一人で担うのは、現実的には難しいと感じています。


だからこそ、今のうちから信頼して任せられる仲間を育て、組織としてしっかりと回せる仕組みを整えていくこと。
それが、これからの一番の目標です。

経営者として、一つひとつの仕事に丁寧に向き合っています。

これまでも、そしてこれからも。大切にしたいのは“当たり前”を続けること

「売上をどんどん伸ばしたい」という気持ちよりも、今お付き合いのあるお客様や同業の方々に迷惑をかけないようにしたいという思いの方が強いです。
一つひとつの仕事を、しっかりと丁寧にこなしていく。
それが結果として会社の信用につながり、存続を支えてくれると信じています。


ポスティングの大きな強みは、テレビCMなどと比べて圧倒的に低コストでありながら、多くの人に情報を届けられることです。
ただチラシを配るだけの仕事ではなく、「この情報を必要としている人に、きちんと届ける」という役割があると感じています。


これからも、このポスティングという仕事を通じて、川口という地域に少しでも貢献できたら嬉しいですね。
地域の皆さんの力になれる仕事として、誇りを持って続けていきたいと思います。

地域に根差した会社として、これからも川口を支えていきます。

株式会社フローレス

ポスティング/印刷業/内職/不動産

1枚のチラシから始まるダイレクトマーケティング

川口市上青木西4-25-3

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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