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川口人(かわぐちじん)

西名 美和子さん(フラワーショップ/代表)Vol.50

色と香りで物語を紡ぎ、植物の産地・安行の魅力を未来へ繋ぐ、お花屋さんの代表


今回の川口人は、フラワーショップ「Flantesse(フランテッセ)」の代表を務める西名 美和子(にしな みわこ)さん。
一般のお客さま向けのアレンジメントから、結婚式場やイベント会場の装花、そして庭づくりまで。
幅広いフィールドで、日々「花のある景色」を届けています。

 

西名さんの仕事の根底にあるのは、「お客さまの期待を超えるものを届けたい」という想い。
そのために選んだのが、ご注文をいただいてから市場へ足を運び、その方のために花を仕入れるという“こだわりのスタイル”。
お花の鮮度を守ることはもちろんですが、一人ひとりの想いに寄り添い、心に響くアレンジメントをつくるために欠かせない工程です。

 

“花束ひとつにも、その人だけの物語を込めたい。”
お客さまの想いを超える瞬間を生み出すために一輪一輪と真剣に向き合う、その真摯な姿勢が花に命を吹き込み、誰かの記憶に残る景色となっていきます。

 

西名さんが大切にされている想いを、このインタビューを通して受け取っていただけたら嬉しいです。

Q1.どんなお仕事/活動をしていますか?

装飾から庭づくりまで。暮らしに寄り添い“花のある景色”をお届けしています

私は、「Flantesse」の代表として、お花を通じて人々の暮らしに彩りを届けています。

 

日々の生活を明るくする一輪の花から、誕生日や記念日を彩るアレンジメントまで。
結婚式やイベント会場の装花、ホテルや店舗のディスプレイ、お庭の植栽デザインなど、空間そのものを演出する現場も多く担当しており、大きなプロジェクトでは信頼できる仲間とチームを組み、全国各地へ赴くなど、花のある素敵な空間を各地で創り上げています。

 

独立前は世界的フラワーデザイナーのニコライ・バーグマン氏と共に活動し、国内外のブランドや企業のパーティー装飾を経験しました。
そこで磨いた探求心や柔軟な発想力を活かしたいと立ち上げたのが、「Flantesse」です。

積み重ねてきた経験を土台に、お客さま一人ひとりの想いを形にできることこそ、町のお花屋さんとは異なるFlantesseの強みだと考えています。

 

現在は、EU(欧州連合)の専属フラワーデザイナーとしても活動しています。
国際会議や公式レセプション、各国の文化交流イベントなど公的なシーンを彩る花を任されるのは大きな責任であり誇りです。
そこでは国ごとの文化や価値観を理解し、色彩や花材選びに反映させる必要があり、多様な感覚に触れることが私の表現の幅を広げ、日本での活動にも還元されていると感じます。
これまでに、世界的なラグジュアリーファッションブランドや、長い歴史を誇るハイジュエリーメゾン、さらに世界各地で展開する高級ホテルブランド、そしてヨーロッパを拠点とする国際航空会社などの装花を手がけ、ミシュラン星付きレストランの専属フローリストも務めてきました。
数々の現場で磨いた完成を活かし、これからも、特別な舞台から日常に寄り添う花まで最適な形でお届けしていきたいと思っています。

 

そして花と並び、私のライフワークとなっているのがアロマです。
15年以上前から取り組んできた香りの世界を花と融合。
オリジナル商品へと発展させ、力を注いでいます。 

 

暮らしの中にそっと寄り添うアイテムを届けながら、花のある毎日を、さらに豊かに広げていきたいと考えています。

季節の彩りと共にお迎えします。ご希望、何でもお聞かせください!

一つひとつ、心を込めて、美しいアレンジメントを仕上げます。

お花とアロマの香りの力で、毎日に小さな魔法を!

鮮度第一!注文が入ってから仕入れにいく”こだわりのスタイル”

最近は、個人のお客さま向けのアレンジメントに力を入れています。
その中で私が最も大切にしているのが、お花の“鮮度”

 

一般的にはあらかじめ仕入れたお花の中からお客さまのリクエストに近いものを選び、アレンジをすることが多いと思うのですが、私はご注文をいただいてからご希望にぴったりのお花を仕入れ、制作するスタイルをとっています。
こうすることでお花の鮮度を最大限に保てるだけでなく、リクエストに沿ったアレンジが可能になり、よりご満足いただける仕上がりとなります。
さらに商品のロスを減らせるため、その分価格や品質でお客さまに還元できるのも大きな特徴です。

 

まだ一般的ではない方法のため驚かれることもありますが、このスタイルをもっと広め、お花を求めてくださる皆さまに満足度の高いアレンジメントをお届けしていきたいと考えています。

 

もちろん、急なご注文にもできる限り対応いたします!
お花に関するご希望やご相談も大歓迎です。
1本からでも気軽にお買い求めいただけますので、どうぞ遠慮なくご利用くださいね。

 

そして、もうひとつ大切にしているのが、ウェディングブーケづくりです。

 

個人のお客さま向けのアレンジや花束の中でも、特にウェディングブーケは特別なアイテム
一生に一度の大切な日を共に過ごすものになりますので、お客さまが描く理想のイメージや叶えたいこだわりを丁寧に深掘りしてお伺いし、想いを形にするために毎回時間をかけて向き合っています

 

理想のブーケを仕上げるためには、たくさんの種類のお花や珍しい種類のお花が必要になることもあります。
そのため、1回の仕入れではご要望にお応えできるだけの種類が揃わないことも多々あり、そのような場合にはすべてのお花を揃えるため何度も市場に足を運びます。

 

そうして時間をかけて繊細に作り上げたブーケを手にしたお客さまが喜んでくださる瞬間ーー
そこに私の仕事の意味があり、その一瞬を大切にしたいと常に思っています。

美しく繊細なウェディングブーケが、特別な日をより素敵に!

花たちと対話をしながら、幸せを束ねていきます。

Q2. 大切にしていること/こだわり

鮮度も、存在感も、心に響く一輪を。「期待以上のものをお届けしたい」という想い

大切にしているのは、「お客さまの期待以上のものをお届けする」ということです。
例えばお花を仕入れる際には、一本でも存在感のあるお花を選ぶこと、そして贈られた方の心が高鳴るお花を選ぶことを意識しています。

色や雰囲気がお客さまの希望に沿っていることももちろんですが、パッと見た時に目を引くお花があることで、贈った方と受け取った方、お花を飾られた方とそれを見た方の間に温かなコミュニケーションを生み出せたなら、花を扱うものとしてこれほど嬉しいことはありません

そのため、こだわりのひとつとして仕入れのほとんどは、日本最大級の規模を誇る「大田市場 花き部(東京都大田区)」で行っています。
全国から集まる新鮮な花が種類豊富に並んでおり、週に2~3回は早朝から足を運んでいます。

花は色で表情が変わる。思わずハッとする“意外な色合わせ”を楽しんでほしい。

こだわりでいうともうひとつあります。
それは”色”です。
昔から色に心を奪われることが多く、まだ見たことのないような色の組み合わせや、ちょっと意外な色同士が重なって生まれる新しい雰囲気に出会うと、とても胸が高鳴ります
そんなワクワクをお客さまにも感じていただきたいので、花束やアレンジメントをつくる際には特に色にこだわっています。

 

かつて、共に活動してきたニコライ・バーグマン氏の故郷であるデンマークを訪れた際、日本とはまったく異なるデザインや生活のあり方に触れ、大きな刺激を受けました。
特に「色を重ねる“足し算”のデザイン」が日常に根付いている点は、日本の「引き算の美」とは対照的で、とても新鮮に映りました。

 

一方で、色そのものの使い方については、日本人がどう感じるかを大切にしています。
日本には古くから色彩統計学に基づく研究や感覚の積み重ねがあり、その背景を踏まえた配色を意識的に取り入れるようにしています。
デンマークで得たデザインや生活文化の視点と、日本人の感性に寄り添った色づかい
この2つを掛け合わせることで、自分らしい表現が形になっているのだと思います。

 

色彩の専門学校で学んだ知識も加え、花束だけでなく、ラッピングまで含めて色を楽しんでいただけるよう工夫することで、「他では見ない色合いで素敵」と言っていただけるような、少しエッジの効いたご提案ができるよう心がけています。

パープルの花が印象的!迫力ある大振りアレンジ!

色選びの時間も大切な想い出。贈られる方のイメージを膨らませます。

ひとつの“色”から広がる世界!こまやかな色合わせで素敵なアレンジに。

Q3. 川口のココが好き!!

自然と都会のちょうどいいバランス。川口だから叶う“花と暮らし”の毎日!

京橋で17年間アトリエを構え、数多くのお客さまに支えられてきました。
その実績や信頼を糧に近居の川口へ拠点を移し、2020年にお店をオープン
このタイミングで、次のステージとして川口を選んだことに、大きな意味があると感じています。 

 

川口は、豊かな自然が身近にあるエリアです。
また一方で、都会的な便利さも兼ね備えているエリアでもあります。
首都高へのアクセスが良く、私が頻繁に通う大田市場へもスムーズに行けますから、気兼ねなく仕入れに向かえますし、都内のお仕事も気負うことなくお引き受けができています。
川口に居ながらオンラインで打ち合わせを行い、必要に応じて都内へ向かう。
この柔軟な対応を叶える場所こそ川口。
自然に囲まれた暮らしと仕事、そして都内での活動を両立できるのは川口だからこそ
17年間の経験を川口に繋げたことは、本当に良い選択だったと感じています。

お手入れをしながら、花の表情を見極めます。

街の暮らしに溶け込む、花のある時間を川口に。

Q4. オススメのお店・場所

ケーキだけじゃない!地元で愛されるアルカイク戸塚の“絶品パン”

ひとつは、「アルカイク戸塚」というケーキ屋さんです。
もちろんケーキも美味しいのですが、実はパンがとっても絶品なんです。
お近くに行かれることがあれば、ぜひ立ち寄ってパンを味わってみてほしいです。

 

アルカイク戸塚さんはFlantesseと同じ戸塚・安行エリアにあるお店ですので、私としては、アルカイク戸塚さんに立ち寄られた帰りに、Flantesseにもふらりと寄っていただけたら嬉しいです。

 

ご提案したいのは、お友だちの家に遊びに行くときや、感謝の気持ちを伝えたいときに持っていけるような、気の利いた贈り物としてのお花です。
「誰かに何かを差し上げたい」と思ったときに、Flantesseの特別感ある花やアレンジは、きっと便利に使えると思います。
気軽に手に取れて、贈る人も贈られる人も笑顔になれるようなお店でありたいと思っています。

学生時代の思い出が蘇る場所 川口市立グリーンセンター

もうひとつのおすすめは「川口市立グリーンセンター」です。
学生時代に研修で訪れたことがあり、その際ツバキの育種に人生をかける職員の方の情熱に深く感銘を受けました。
あの時の経験は今でも心に残っており、グリーンセンターは自分にとって特別な場所になっています。

 

川口、とりわけ安行地区は、植木の里として古くから枝物や庭木の栽培が盛んな地域です。
市内には今も多くの植木屋さんが軒を連ね、この土地ならではの文化や歴史が息づいています。
そんな環境にFlantesseを構えられていることに、大きな誇りと喜びを感じています。

季節の花々や植物が楽しめるグリーンセンター

戸塚・安行エリア周辺に来られる際は、ぜひFlantesseにもお立ち寄りください!

Q5. 今後の目標

川口の土地に根付いた花や緑で、お客さまに「期待を超えるアレンジ」をお届けしたい

これからは、川口だからこそ実現できる取り組みを増やしていきたいと考えています。
たとえば、安行の花農家さんと繋がり、地域ならではの植物を使ったワークショップを開催すること。
川口に根付く花や緑の魅力を、もっと多くの方に体験していただきたいのです。

 

さらに夢として描いているのは、安行産の枝物を使った大きな活け込みを川口市の市庁舎ロビーに飾ること。
地域の皆さまに、地元の植物の力強さや美しさを知っていただけたら素晴らしいと思います。
加えて、川口で行われる式典の際には安行の花をポイントに演台を彩り、この土地ならではの存在感を伝えたいとも考えています。

 

もちろん、そうした取り組みを身近に感じていただけるよう、自宅で楽しめるアレンジメントを学ぶワークショップも開催したい!
東京の市場で仕入れる多彩な花と、川口の土地に根付いた花や緑。
その両方の魅力を組み合わせ、お客さまに「期待を超えるアレンジ」を届けていくことが、これからのFlantesseの大きな目標です。

 

もうひとつ目標にしていきたいのが、お客さま一人ひとりと丁寧に向き合い、その想いを花で形にしていくこと

 

花を贈る理由や、その一輪に込めたい想いは人それぞれです。
「ありがとう」や「おめでとう」、あるいは「いつもそばにいるよ」「大好きだよ」といった言葉では伝えきれない気持ちも花には託すことができます

 

実際に「奥さんには毎年必ず花を贈っているんです」と買いに来てくださる方もいて、そんな風に大切にされている想いや込めたいメッセージをできるだけたくさんお伺いしたいと思っています。

 

贈る人の気持ちを花に込めることで、受け取った人の心に喜びが広がる。
その温かな瞬間に関われることが、私にとって何よりの幸せです。

 

これからも一人ひとりとじっくりお話を重ねながら、お客さまの期待を超えるような、そして「Flantesseにお願いしてよかった」と思っていただけるような特別なお花を届けていきたいです。

花と対話し、お客さまの想いをカタチにしていきます!

Flantesse

花屋(植木)・フラワーアレンジメント

デザイナーがこだわり抜いた色鮮やかなお花をご提供いたします

川口市西立野634-2 プティ・ルージュ102

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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