川口人(かわぐちじん)
「できない」を「できる」に変える、街のインフラを支える水道管工事会社の代表取締役社長

今回の川口人は、液体窒素で水道管を凍らせて工事を行う「不断水凍結工法」のパイオニア、株式会社大勇フリーズの代表取締役社長、杉山 篤(すぎやまあつし)さんです。
大勇フリーズさんは、生活に欠かせないインフラである「水道」を支える専門企業。
建物全体を断水させることなく、作業箇所だけを凍結して工事を行う技術で、業界トップクラスのシェアを誇ります。
創業者の「できない」を「できる」に変えるという精神を受け継ぎ、どんな無理難題にも果敢に挑み続けてきた杉山さん。
現場に立ちながら社員と共に知恵を出し合い、安心して水を使える社会を支えるため日々情熱を注いでいます。
今回は、そんな杉山さんに仕事への想いとこれから描く未来についてお伺いしました。
私は、実際の工事にも長年直接関わり、現在の代表取締役社長に就任いたしました。
大勇フリーズは、インフラの中でも特に生活するうえで欠かすことができない「水道」に携わり、水道管のメンテナンスや更新工事のサポートを専門に行う会社です。
中でも、液体窒素で水道管の水を凍らせて流れを止める「不断水凍結工法」という特殊な技術を最も得意としています。
この技術の最大の特長は、建物全体や地域一帯を断水させる必要がなく、作業したい場所だけをピンポイントで止められる点です。
おかげさまで、不断水凍結工法においては業界でトップクラスのシェアをいただいており、これまでマンションや商業施設、病院、学校といった建物から、水道局様が管理する地中の水道管まで、あらゆる場所の工事に携わってきました。
地元である川口での案件も多く、最近ではららテラスの改修工事や、閉鎖されたブルドックソースさんの工場の跡地で行われた水道管の切り替え工事なども担当させていただきました。

業界ナンバーワンのシェアを誇る「不断水凍結工法」

「不断水凍結工法」では液体窒素を使用します
当社は中小企業であるため、大手企業が引き受けないような難しい依頼や、時には無茶とも思えるご要望をいただくこともあります。
そんな時に指針としているのが、創業者である先々代の社長の姿勢です。
どんな無理難題にも果敢に挑戦し、諦めずに解決策を導き出してきたーーその姿勢こそが、大勇フリーズの原点です。
私たちもその想いを受け継ぎ、「できない」を「できる」に変えることを大切にしています。
お客様の課題に真摯に向き合い、どうすれば実現できるのかを一緒に考える。
その積み重ねが信頼を育み、長く続くお付き合いにつながっているのだと感じています。
また、私は「壊れてから直す」という対処療法ではなく、壊れる前に修繕する「予防保全」という考え方を重視しています。
断水や漏水による社会的損失を防ぐため、私たちの技術でできる最善の提案を行い、インフラの維持・管理に貢献していきたいと考えています。

どんな課題も「できる」に変えるために、社員全員で知恵を出し合い、熱い議論を重ねています

生活に欠かせない「水」を守るため、確かな技術と誠実な仕事で地域の安心を支えています
川口は、交通の便が非常に良いのが魅力ですね。
都心へのアクセスが抜群で、高速道路網も充実しています。
車での移動が多い仕事なので、現場へ行く際に本当に助かっています。
また、地元である春日部から川口に来たとき、都会でありながらも田舎っぽさが残っているところがいいなと感じました。
特に、今住んでいる東川口のあたりは近所付き合いも盛んで、ご近所の方から野菜をいただくなど温かい交流もあります。
また、地元の少年サッカーチーム「FC KAWAGUCHI」への協賛や、定期的な社内イベントを通して、地域の皆さんと共に歩んでいける会社でありたいと思っています。

川口のアクセスの良さを生かして関東圏のあらゆる現場へ

川口の街と共に成長するため、社員一丸となって未来を考えます
お気に入りのお店は、戸塚安行にある「和菜ダイニング 阿流」さんです。
一軒家のようなお店なのですが、中に入ると広々としていて、何を食べても本当に美味しいんですよ。
特にお刺身などの海鮮が絶品です!
現場で働く職人たちから絶大な支持を得ているのが、埼玉のソウルフード「山田うどん」ですね。
安くて早くて美味しい、ビジネスマンの強い味方です。
私はいつも「かき揚げ丼セット」を頼みます。
他には、川口駅の近くにある「居酒屋 たぬき」もおすすめしたいお店です。
社員が高校生の時にアルバイトをしていたお店で、40年以上続く老舗です。
会社としては、以前はそごうの屋上で、最近ではららテラスのビアガーデンで社員みんなで集まることもあり、みんなのお気に入りの場所です。

お気に入りのお店での食事は日々の活力になります

社員とのコミュニケーションも大切にしています
私の大きな目標は、凍結工法をさらに広め、日本の水道管の更新率アップに貢献することです。
日本の水道インフラは今、待ったなしの状況を迎えており、私たちの仕事は社会貢献性が非常に高いと自負しています。
しかし、その大きな目標を前に深刻な人材不足という課題に直面しているのが現状です。
仕事の依頼があっても、人手が足りずにお断りせざるを得ない状況もあります。
「建設業は大変そう」というイメージがあるかもしれませんが、当社は現場が終われば午後3時頃に仕事を終えられることも珍しくなく、プライベートも大切にしながら働ける環境となっています。
この仕事のやりがいと魅力を、トリコカワグチのようなメディアや、TikTok、InstagramといったSNSも活用しながら、まずは地元・川口の若い世代に伝えていきたいです。
そして、将来的には大学と連携した技術革新にも挑戦し、目先の売上だけを追うのではなく、安全を第一とした強い組織を作りたいと考えています。
社員が自分の子どもに「うちの会社で働けよ」と胸を張って言えるような、そして100年先
も社会に必要とされ続けるような企業を目指していきたいです。

これからも川口とともに未来へ!

水道自治体に向けた工法説明会での様子
実際に、凍結工法のデモンストレーションを行っている場面となります。
「不断水凍結工法」で使用する液体窒素を使った解説をしています。
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。