川口人(かわぐちじん)
本当の安心をお届けするために、お客さまと長く続く“ご縁”を大切にするガソリンスタンドの社員さま

今回の川口人は、車に関わる幅広いサービスを展開する株式会社富田商店 南前川店 車両販売課の、成谷 裕樹(なりや ゆうき)さんです。
車両の販売や買取をメインに担当する成谷さんが何よりも大切にされているのは、お客さま一人ひとりと“ご縁”をつなぎ、信頼を積み重ねること。
お客さまにとって、車は買って終わりではなく、その後も長く付き合っていくもの。
だからこそ車を売る・買うという関係を超え、『自分』や『富田商店』を信頼してもらい、何でも相談していただける関係を築きたい、と成谷さんは話します。
車を迎えた日から、手放す最後の日まで、安心して乗り続けていただきたい――。
そんな想いを胸に、日々お客さまと真摯に向き合う成谷さんにお話を伺いました。
株式会社富田商店 南前川店にて、主に新車・中古車の販売と買取、車検を担当しています。
当店は、一見すると“ガソリンスタンド”というイメージが強いかもしれませんが、実際には給油や洗車だけでなく、車両販売や自動車保険、レンタカーなど、カーライフ全般を支える幅広いサービスを展開しているんですよ。
車に関することをまるっとご相談いただけることが、私たちの強みです。
富田商店には、入社して20年ほどになります。
ガソリンスタンドで初めて働いたのは16歳のときで、高校に向かう通学路の途中にあった店舗でアルバイトをしていました。
特に車が好きだったわけではなく、通いやすそうだなと思って選んだのがたまたまガソリンスタンドだったんです。
それでも、こうして今もガソリンスタンドで働いているのですから、不思議なものですよね。
高校卒業後はそのガソリンスタンドにそのまま就職し、その後バイクに乗り始めたことがきっかけでバイクショップでも働いていました。
振り返るとずっと“接客”の仕事をしてきましたが、その中でも富田商店はお客さまとの距離がとても近いなと感じています。
以前の職場と比べると、お客さまとお話しする時間がぐっと増えましたし、会話の中身もより深いものになりました。
お一人おひとりと密にじっくりと関われる環境なので、接客の楽しさややりがいは、今が一番感じているかもしれません。

青木町公園通り沿いにある、株式会社富田商店 南前川店

『三つ星ガソリンスタンド』を合言葉に、ホスピタリティ溢れたサービスをご提供しているガソリンスタンドです
一番大切にしているのは、お客さま一人ひとりと、長く続く“ご縁”をつなげていくことです。
よく人生のことを例えて『ゆりかごから墓場まで』と言いますが、当店はまさにカーライフのオープニングからエンディングまでをサポートできるのが特長です。
車は皆さまの生活の『安心・安全』に直結するもの。
だからこそ私は、カーライフのどこか一部分だけではなく、最初から最後まで一貫して関わらせていただくことで、本当の安心をお届けしたいと考えています。
そして、そのために必要なのがお客さまとの『信頼関係』。
新車や中古車という『モノ』自体は、極端な話、どこで買っても同じかもしれません。
だからこそ、『車』という商品を売るのではなく、『自分』という人間や『富田商店』そのものを信頼していただく。
それが、お客さまとのご縁が続く“一番の土台”になると考えています。
ですから、こちらの都合で一方的に車をすすめたり、無理に買い取ったりすることはありません。
以前、とある車を購入したいとご相談いただいたことがあったのですが、そのメーカーは正規販売店以外で購入すると、メーカーのアフターサポートの対応に差が出るという噂を聞いたことがあり…。
当店で仕入れて販売することももちろんできたのですが、せっかく買うならお客さまにはずっと安心して乗り続けていただきたいと思い、「そのメーカーさんなら、正規販売店で買ったほうが安心ですよ」と正直にお話ししました。
「その代わりに、車検やコーティングは、ぜひうちに任せてくださいね!」ともお伝えして。
お客さまが車を買ったあとの暮らしまで考え、時には「売らない」という選択をしてでも、お客さまにとってベストな提案をする。
一見、商売っ気がないように見えるかもしれませんが、それが長く良いお付き合いを続けていくための一番の方法だと思っています。

お客さまをお迎えするカウンター

車を売っているというよりも、目の前のお客さまにとって一番良い形を一緒に探すという感覚で、いろいろとご提案しています
川口の好きなところは、“職人の街”ならではの空気感と人情ですね。
私は、父方・母方両方の実家が工場を営んでいて、子どもの頃から“工場”や“職人さん”がすごく身近な存在だったんです。
地元は川口ではなく、こちらには小学校入学時に引っ越してきたのですが、川口にも自分が慣れ親しんできた職人の街の雰囲気を感じて子どもながらにいい街だなと思った記憶があります。
現在は開発が進み、当時のような雰囲気は薄れていますが、それでも職人気質な人情を感じる場面があります。
私は富田商店の代表として『川口機械工業企業研究会』に参加しているのですが、そこには、実際に今も工場で働く職人さんたちがたくさん在籍しています。
私が仕事の都合で集会に出られなかった時などに気にかけて連絡をくれたり、職人らしいあたたかい心意気を感じる場面が多々あるんですよ。
私が子どもの頃と比べても工場の数がだいぶ減りましたし、職人さんも減っていき、川口の“職人の街”らしさは薄れていくのだとは思いますが、川口の良さとして何かしらのかたちで残り続けてほしいなと思っています。

変わっていく景色の中にも、川口らしい雰囲気が残っていくといいなと思います
オススメのお店は、川口駅東口にある『中華ダイニング 煌璃(きらり)』さん。
レバニラ炒めがとにかくおいしいんです。
もともと、レバニラ炒めはレバーの臭みが苦手であまり食べてこなかったんですが、煌璃さんのレバニラ炒めは臭みがなく、本当においしい!
皆さん、ぜひ一度食べていただきたいです。
オススメの場所でいうと、『川口市立科学館』ですね。
実は私、博物館が大好きで、旅行先も「行きたい博物館があるかどうか」で決めるほど。
川口には残念ながら博物館はありませんが、川口市立科学館もさまざまな展示や体験コーナーで遊びながら学べるところが好きで、特に子どもが小さい頃はよく行っていたお気に入りの場所です。
博物館は子どもの頃から好きだったのですが、今はそこでいろいろな知識を吸収することが、お客さまとの会話の引き出しを増やすことにもつながっていて、時間を見つけては足を運んでいます。
一見仕事とは関係ないように思えることでも、会話を広げたり、話を聞き出したりするきっかけになったりするんですよ。
だからこそ、知識を増やすことは習慣として大切にしていますね。

“知識を身に付ける”のは、自分を買ってもらうためにも大切なことかなと思っています
今後の目標は、私が今行なっている業務を、次の世代につなげていくことです。
実は、車両販売は私1人で担当しており、ふと「もし自分が事故などでいなくなったらどうなるんだろう」と危機感を覚えることもあるんです。
自分がいなくてもサービスの提供を続けられるように、ゆっくりでもいいので、次世代にバトンを渡す準備を進めていくことが、今の私の大きな役割だと思っています。
とはいえ、この仕事は車の知識だけではなく、お客さまとの向き合い方や、とっさの対応力も必要な仕事ですので、安心して任せられるようになるためには時間が必要だと感じています。
私自身も試行錯誤しながら経験を積んできたので、その中でずっと大切にしてきた『コミュニケーションのあり方』や『対話の磨き方』なども、うまく伝えていけたらいいなと思っています。
これからも皆さまに変わらない安心をお届けし続けるために、私が培ってきたものをしっかりと次へとつなぎ、「車のことは富田商店に聞けば大丈夫」という川口の皆さまからの信頼を、絶やさず守り抜いていきたいですね。

若い世代に、自分が大切にしてきた想いや姿勢を引き継いでいきたいです

これからも“ご縁”を大切にしながら、一つひとつの仕事に誠実に向き合っていきたいです
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。