こんにちは!埼和興産 営業部です☀️
皆様はご所有地の地盤についてどのくらい詳しく知っていますか?
2011年の東日本大震災で地盤の液状化を身近に感じた方も多いのではないかと思います。
日本は地震大国であり、水害や地盤沈下も起こりやすいため、土地の地盤状況を事前に把握することで、建物の構造や基礎工事の計画に大きな違いが生まれます。
以下に地盤状況の確認方法と、建替えや建築に必要な基礎工事についてご紹介いたします。
①ボーリング柱状図で詳細な地盤情報を確認
地盤の詳細を把握するためには「ボーリング柱状図」を見ましょう。ボーリング柱状図とは、専用の機器で地中深く掘削した結果をもとに作成された、地層の縦断面図です。この図には、地盤の深さごとの土質(粘土層、砂層など)、水位、地盤の強度などが詳細に示されています。そのため、対象地がどの程度の重量の建物に耐えられるか、また、基礎を強化する必要があるかの判断をすることができます。
ボーリング柱状図の入手方法
インターネットで「ボーリング柱状図」と検索することで、埼玉県や東京
都の地盤調査結果を無料で閲覧することができます。ぜひご所有地の近隣
のボーリング結果を探してみてください。
②災害リスクを知るためのハザードマップの活用
自治体が提供する「ハザードマップ」も非常に役立ちます。ハザードマップは、地震や水害などの災害リスクに関するデータを地域別に表示している地図です。ハザードマップを確認することで、ご所有地のある地域がどのような災害リスクにさらされているかを把握できます。
③地盤状況による特殊基礎工事の重要性
建物の重量と地盤の状態によっては、建替えや新築時に特殊な基礎工事が必要になることがあります。
以下に主な特殊基礎工事の種類をご紹介します。
杭基礎工事
杭基礎工事は、地盤が軟弱な場所や建物が特に重い場合によく使われます。支持層(硬い地盤)まで杭
を打ち込むことで、建物を支えて沈下するのを防ぎます。大規模なビルなど様々な建物に適用可能です。
柱状改良工事
柱状改良工事は、軟弱地盤が比較的深い場所にある場合に採用される工法で、地中に柱状にセメントミ
ルク等の固化材を注入して硬い支持層を作る方法です。中規模から大型の建物にも適用可能で、地震時
の液状化対策としても効果があります。
まとめ
地盤の状況は、建物の安全性に直結します。建替えや新築工事をご検討される場合、ボーリング柱状図やハザードマップを確認し、地盤の状況を把握した上で建築プランを検討することで、安心して暮らせる建物づくりができます。
ご所有地の地盤や建築について知りたい・相談したいという方はお気軽に埼和興産までご連絡ください。