何もしていないのに膝が痛くなる、という患者さまがよく来院されます。
最初に、膝の痛みの原因を判断します。
何もしていないのに膝が痛む原因としては、以下のものが考えられます。
①変形性膝関節症
原因: 加齢や肥満、関節への過度な負担などが原因で、膝の軟骨がすり減り、痛みや腫れが生じます。
症状: 階段の上り下りや立ち上がり、長時間の歩行時の痛み、朝起きた時のこわばりなど。
画像:変形性膝関節症では、レントゲン画像で軟骨のすり減りや骨の変形が見られることがあります。
②半月板損傷
原因: 膝に強い力が加わったり、繰り返しの動作によって、膝のクッションの役割をする半月板が損傷します。
症状: 膝の痛み、腫れ、関節の動きが制限される、正座ができないなど。
画像:MRI検査では、半月板の裂け目が詳細に確認できます。
③膝蓋骨軟骨軟化症
原因: 膝のお皿である膝蓋骨の裏側の軟骨が軟化したり、すり減ったりする病気です。
症状: 膝の前側の痛み、正座や階段の上り下りの痛みなど。
画像:MRI検査で、膝蓋骨の裏側の軟骨の損傷を確認できます。
④ 滑液包炎
原因: 膝の関節を保護する滑液包に炎症が起こり、痛みや腫れが生じます。
症状: 膝の特定の場所に痛み、腫れ、熱感など。
画像:超音波検査で、滑液包の腫脹や液の貯留を確認できます。
⑤その他の原因
関節リウマチ: 全身性の自己免疫疾患で、関節に炎症が起こり、痛みや腫れが生じます。
痛風: 血中の尿酸値が高くなり、関節に尿酸結晶が溜まることで炎症が起こります。
骨腫瘍: 膝の骨に腫瘍ができる病気です。
膝の痛みを感じたら
これらの原因以外にも、様々な病気が考えられます。
もし、何もしていないのに膝が痛む場合は、早めに整形外科を受診し、適切な診断と治療を受けることをおすすめします。
しかし整形外科に行っても特になにも解決しない場合が多いのも事実です。
それでほりこし整骨院では『ゆらし療法』を行い、症状の緩和と動きの根本改善を指導しています。
とてもやさしい施術ですが、ほぼ全ての患者さまに効果を発揮しています。
★ゆらし療法だとひざの痛みが軽減するのはなぜか?
ゆらし療法が膝の痛みに効果があると言われるのは、様々な要因が考えられます。
ここでは、そのメカニズムについて詳しく解説していきます。
■ゆらし療法が膝の痛みに効果的な理由■
ゆらし療法は、身体を優しくゆらすことで、関節の動きを促し、筋肉をリラックスさせる治療法です。膝の痛みへの効果が期待される理由は、主に以下の点が挙げられます。
①関節液の循環促進: ゆらすことで関節液の循環が促進され、関節軟骨への栄養供給がスムーズになります。軟骨は血管を持たないため、関節液から栄養を摂取する必要があります。関節液の循環が良くなると、軟骨の修復が促され、痛みや動きづらさの改善につながる可能性があります。
②筋肉の緊張緩和: ゆらすことで、膝周りの筋肉がリラックスし、緊張が解されます。筋肉の緊張は、関節への負担を増やし、痛みを引き起こす原因の一つです。
③痛みの抑制: ゆらすことで脳に別の感覚が伝わり、痛みを感じにくくなる場合があります。痛みを感じる神経と他の感覚を伝える神経が脊髄で競合し、他の感覚が優位になると痛みが抑制されるという考え方です。
④関節の可動域拡大: ゆらして関節を動かすことで、関節の可動域が広がり、動きがスムーズになります。
ひざの痛みでお困りの方は、すぐに来てください。
まずはカウンセリングでしっかりお話をお聞きします。
一緒に改善していきましょう!