小さな約束
てらぴぁぽけっと 西川口五丁目教室

できたね、を引き出すためのはじめの一歩

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小さな約束
お子さんで、指示に対して行動ができたり、会話ができているけれど、
どうしても譲れない時があって、対人関係でうまくいかないなぁ……ということがあります。
療育の中では「遊びと勉強時間の切り替え」といった場面で、これがよくあります。
方法はいくつかありますが、今回はその中の一つ、**“小さな約束を重ねる”**という話です。
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結論を言うと、切り替えがスムーズでなかったり、やりたい事をその場で実現させてあげられない様な場合は、0対100の押し問答になることが多いです。
そして、それはたいてい膠着してしまいます。
「やりたいよ。」「いや、今はできないんだよ、ごめんね。」と言った具合に。
そこで、大人がまず譲歩してみることを考えます。
つまり、許容できる範囲を100ではなく、50くらいに下げるということをする時があります。
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たとえば、
「集会で椅子に座って参加する」というのが100だとしたら、
床に座るのが70、先生の膝に座るのが50……という感じ。
「じゃあ、まずは膝でいいか」と大人が一歩譲るわけです。
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すると、それまで
「椅子座ってね。前見てて。お話聞いてね」
「やだよ、うわー」
となっていた子が、
“前は見ていないけど、離席しない”
“レスポンスはないけど、座ってて前を見ている!”
そんなふうに変わっていくことがあります。
さっきまで「やだよ、うわー」と言っていたのも、いつの間にか言っていない。
つまり、「椅子」から「先生の膝」にしたのは、“集団参加の際の姿勢”の段階を下げるということになります。
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そして、「小さな約束」は、その次です。
再び同じ場面になったときに、今度は段階を少しずつ上げていく必要があります。
つまり、50 → 52 → 55 → 57…といったように、ゆっくりと上げていきます。
逆に、いきなり70に戻すと振り出しに戻る可能性もあるため、
“小さな約束で、段階的に上げていく”様にします。
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たとえば、膝に座って落ち着いていたとしたら、
次に膝に移る前にこう伝えてみます:
「〇〇先生(前にいる先生)をちゃんと見てね」
返事ができる子なら、「Yes/No」で答えてもらったり、
難しい子には目を合わせるだけでもOKです。
そして、イエスと言って約束を守っていたら、
会が終わったあとに、
「約束守れたね。前見てて偉かったね」
と、しっかり褒めます。
と、同時に、座って参加できたことによって、お名前呼ばれたときに返事ができて、褒められたかもしれない。
絵本をよーく聞けて、楽しかったかもしれない。
それは初めの押し問答の時には、できなかった経験になるはずです。
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この**“子どもができる段階で、小さな約束をする”**ができるようになると、
今回もお膝(50)でいこうか?
「お名前呼ばれたら、お返事できる?(55)」
「絵本の時は、お椅子に座れる?(60位)」
というように、大人と子供の間でルールを決めて取り組むことができる様になっていきます。
ここでの事例は療育や保育などの場面での話なので、日常生活だと、なかなか難しいかもしれません。
人がたくさんいるところでは、なかなか、相談しながら、決めていくということが難しい場所、場面もあるからです。
ですから、普段大人が、「しょうがないか。」とやってあげるときにも、例えば、
「じゃあ、五つ数えるまで、座って待ってくれる?1、2、3、4、5。」
という小さなお約束をしてみる。
など、普段の大人もちょっと余裕のある時から、やってみるのが、良いかもしれません。
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この様な「相談(子ども同士でも)」のスキルは、幼児期に獲得可能なものであり、
特に年中以降の人間関係構築に大きな役割を果たします。
たとえば、「お友達とルールを決めて遊ぶ」とか、ですね。
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「なんだか、自分も子供とそういう話をした経験あるなあ」
と思われた方がいらっしゃったら、ぜひコメントください。
それが誰かの、子どもとの関わりをより良くするヒントになるかもしれません。
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