お子さんの過ごす環境をつくってあげるための、ひとつの考え方
てらぴぁぽけっと 西川口五丁目教室
お子さんの過ごす環境をつくってあげるための、ひとつの考え方
小学校への入学が近づいてくると、
「ちゃんと学校生活を送れるかな」
「お友だちとうまくやっていけるかな」
「困ったとき、自分から助けを求められるかな」
そんなことを考える機会が増えてくると思います。
今回は、就学を迎える前に少し考えておきたい、「お子さんが過ごす環境」についてのお話です。
■未就学期は、無心でチャレンジしやすい時期
未就学期のお子さんは、まだ「自分を客観的に見る力」が育っている途中です。だからこそ、周りと自分を細かく比べることよりも、「やってみたい」「もう一回やってみよう」と、無邪気にいろいろなことへ取り組みやすい時期でもあります。
私たちが未就学期の療育を大切にしている理由のひとつも、ここにあります。
少しずつ自分を客観的に見られるようになってくると、「どうしてみんなみたいにできないんだろう」と、自分と周りとの違いに気づくことがあります。その経験が重なると、「失敗しそうだから、やめておこう」と、最初の一歩をためらうようになってしまうことも。
だからこそ、まだ無心にチャレンジしやすい時期に、「やってみたらできた」「伝えたらわかってもらえた」「困ったときには助けてもらえた」という経験をたくさん積んでおくことは、とても大切だと考えています。
■「できるようにする」だけでなく、「気づいてもらえる環境」を
成長するにつれて、「人と違う」ことだけでなく、「周りとうまくいかないけれど、どうしたらいいのかわからない」という場面も出てきます。
そんなときは周りの大人が一緒に考えればいいのですが、少し難しいのは、本人が「うまくできそうにないから、最初からやらない」と決めてしまったときです。困っているように見えないため、本人が伝えなければ、周りの大人も気づけないことがあります。
だから、「自分で全部伝えられるようにする」ことだけを目指すのではなく、周りの大人が気づいてあげられる環境をつくっておく。そんな視点も必要なのではないかと思います。
■小学校入学は、環境が大きく変わるタイミング
新しい環境の中で、「難しそうだから、やめておこう」ではなく「難しそうだけど、やってみようかな」と思えること。そして本人が立ち止まったときに、周りの誰かが「もしかしたら困っているのかな?」と気づけること。この両方が大切です。
その環境を整える中心になるのは、やはり保護者の方です。でも保護者の方だって、「どうしたらいいんだろう」「学校には何を伝えればいいんだろう」と迷って当然です。だから私たちは、お子さんへの支援だけでなく、保護者の方が迷ったときの「道案内」も療育の大切な役割だと考えています。
すべてを入学までに「できるようにする」必要はありません。お子さんが安心してチャレンジできること、そして困ったときに誰かが気づいてくれること。そのための環境を少しずつ準備していく。それも、就学に向けた大切な準備のひとつではないでしょうか。
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