プロレスにみる福祉のあり方【施設長の独り言シリーズ(障害者施設)】
社会福祉法人 ひふみ会
僕はプロレスが大好きです
この夏、プロレス界で大きなニュースがありました。
竹下幸之助選手が、新日本プロレスの「G1 CLIMAX 35」という実質日本で一番のプロレスラーを決める大会で見事に初優勝を果たしたのです。
G1は、プロレスファンなら誰もが知る真夏の最強決定戦。
歴代の優勝者はそのまま新日本プロレスのトップスターとなっていく、
まさに「夢の舞台」です。
そんな大舞台で竹下選手が栄冠を手にした瞬間は、多くのファンを熱狂させました。
竹下選手が特別なのは、その実力だけではありません。
彼は日本のDDTプロレスリングというインディー団体でキャリアをスタートし、アメリカのAEWでは世界を相手に戦い、そして今回の新日本プロレスで大きな結果を残しました。
つまり一人のレスラーでありながら三つの団体にまたがり、それぞれの居場所を持ち、そこで経験を重ねてきたのです。プロレスの世界でも異例のことであり、だからこそ彼の存在感は唯一無二のものになっています。
この姿は、私たちの暮らす地域社会や福祉のあり方と重なります。
人は誰でも、一つの場所だけで生きているわけではありません。
家庭があって、学校や職場があって、趣味の仲間や地域のつながりがあって、複数の居場所を行き来しながら、その人らしさを発揮して生きています。
もし竹下選手が一つの団体にとどまっていたら、今回のような飛躍はなかったかもしれません。
同じように、私たちにとっても複数の居場所があることは、安心につながり、新しい挑戦を後押ししてくれる大事な力になるのです。
福祉というと困っている人を助けるものと思われがちですが、それだけではありません。
大切なのはその人らしさを引き出す環境を整えることです。
障がいのある方や高齢の方も、一つの施設や制度だけで生活が完結するのではなく、地域の中でさまざまな関わりや選択肢を持つことで、自分らしい暮らしや挑戦を実現できます。
竹下選手が三つの団体を行き来し、それぞれの経験を自分の力に変えていったように、福祉もまた多様な居場所のつながりを大切にしていく必要があるのだと思います。
川口のまちでも、居場所づくりの取り組みが少しずつ広がっています。
子ども食堂や障がいのある方が働くカフェや作業所、シニアが集まれる交流の場など、ひとつひとつは小さな活動かもしれません。
でも、それらがつながることで、誰もが自分に合った居場所を見つけられる地域になっていきます。
竹下幸之助選手のG1優勝は、プロレス界にとっての快挙であると同時に、私たちの暮らしに大切なヒントをくれています。
それは「一人の力を押し上げるのは、複数の居場所と支え合いのネットワークである」ということ。
地域福祉に携わる私たちにとっても、そして川口で暮らす一人ひとりにとっても、この視点は忘れてはいけないものだと思います。
プロレスはリングの上で「個」がぶつかり合う競技です。
しかしその裏には、多くの人の支えや団体のバックアップ、そしてファンの声援があります。
竹下選手が優勝の喜びをかみしめた背景には、そんな目に見えない力があったことでしょう。
私たちの地域社会も同じです。
人が安心して暮らし、挑戦できるのは、目には見えにくい「支え合いの力」があるからこそです。
竹下幸之助選手の姿から、そんな福祉の本質を感じ取ることができるのではないでしょうか。
- 09:00〜17:00
詳細
- 日曜日 定休日
- 月曜日 09:00~17:00
- 火曜日 09:00~17:00
- 水曜日 09:00~17:00
- 木曜日 09:00~17:00
- 金曜日 09:00~17:00
- 土曜日 定休日
基本情報
口コミ
このお店・施設に行ったことがありますか?あなたの体験や感想を投稿してみましょう。