皆さんおはようございます。
我々の先祖は猿(サル)と言われていますが、もっともっと昔は何だったのでしょうか?
それは魚と言われています。
人間の祖先と考えられている魚類は「肉鰭綱(類)」(にくきこう(るい))と言われ、シーラカンスやハイギョ類などです。この魚類は四本のヒレが足のように肉厚なのが特徴で、約4億年前に海から陸上に進出後、四本のヒレが足のように変化し、後に四肢動物になり、そこから人類を含めて多様な生物に分岐したと考えられているそうです。
その為なのか、血液の成分と海水の成分には興味深い類似点があります。
それは進化の過程や生物の起源に関する議論に関連しています。
不思議ですよねぇ~。
血液と海水には以下の通りいくつかの共通点があります。
1. ミネラルバランス
血液と海水のどちらも、ナトリウム(Na+)、塩素(Cl-)、カリウム(K+)、カルシウム(Ca2+)、
マグネシウム(Mg2+)などのミネラルを含んでいます。
特に、ナトリウムと塩素イオンの濃度比は非常に似ています。
• 血液の成分: 主に水(約90%)で構成され、ナトリウムイオン(Na+)、塩素イオン(Cl-)、
カリウムイオン(K+)、カルシウムイオン(Ca2+)、マグネシウムイオン(Mg2+)などが含ま
れます。
• 海水の成分: 主に水(約96.5%)で、ナトリウム(Na+)や塩素(Cl-)が含まれ、他にもカリウム
カルシウム、マグネシウムなどのミネラルが含まれています。
2. 濃度の違い
血液と海水のミネラルバランスは似ていますが、その濃度は異なります。
海水は血液よりもミネラル濃度が高く、特に塩分濃度(主に塩化ナトリウムの形で)が高いです。
血液中のナトリウム濃度は海水の約3分の1ほどです。
3. 進化的視点
生物学者の中には、海洋で進化した初期の生命が現在の動物の体液や血液の成分に影響を与えたという仮説
を提案する者もいます。
これは、初期の生命が海中で進化し、その時代の海水の成分が細胞内外のイオンバランスに影響を及ぼした
可能性があると考えられています。
血液と海水には多くのミネラルが共通して含まれていますが、その濃度は異なります。
進化の過程で、生命が海から陸に上がる過程で、体液の成分が海水と類似したバランスを保ちながら調整されてきたとする見解があり、これが血液と海水の成分が似ている理由の一つとされています。
自然って知れば知るほど不思議だし楽しいですよね。
トレーニングや生活も一緒だと思います。
少しでいいので自然に目を向け、ストレスの少ない、人間らしい生活を送りたいものです。