国道最高地点に行った話 その2
有限会社 芝川サイクル・モータース
時間が空いてしまいましたが、前回の記事をもう少し深く書いていきます。
国道最高地点は渋峠という呼ばれる場所にあり、群馬県と長野県のほぼ県境です。この国道最高地点は標高2172m、草津からは約20kmの上りです。
草津のホテルに一泊し、ほぼ日の出の時間に出発、大体登るのに必要な時間は90分と見込んで、朝飯前に戻ろうという算段です。標高もあり、6月末ですでに十分真夏日になる気温の中、少しでも涼しく走るためにはスタートを早くする以外にありません。
サイクリストの朝は早い…。(朝苦手)
さて、ホテルを出発したらすぐに上りが始まります。それだけの長距離をなぜ自転車で上るのかと思うかもしれません。正直、上っている最中は自分でもそう思う瞬間はあります。ただ、何かをやり遂げた時の達成感というのはなんとも中毒性があるもので、山を上りきったり、超長距離を走りきったりした時の感覚は言葉では表せないものだと感じます。
草津をスタートして序盤、周りは鬱蒼とした森の中で、非常に涼しく、空気も雰囲気も良い。時期的にはすでに蒸し暑さはありましたが、それでもやはり森の中は違いました。
そこから進んでいくと樹木が一気に少なくなり、草原のような風景に変わります。この辺りから、火山ガスの噴出場所も現れ、「火山ガスが出ているので立ち止まらないこと」と書かれた看板が。
腐卵臭と表現される硫黄を含んだ火山ガスがいくつも噴出し、その噴出場所の周りに植物はありません。青々とした草原に突如岩だらけの場所が現れるのはなかなか不思議な光景です。
自転車でゆっくり上るからこそ、こういった景色も楽しめる、とも言えますね。
とはいえ、火山ガス地帯はくれぐれも停車しないようにしてくださいね。
そのまま景色を楽しみながら上り続けると、国道最高地点よりも先に「中央分水嶺」の石碑が目に入ります。
この中央分水嶺というのは、この分水嶺を境に降った雨が日本海に流れるか、太平洋に流れるかの境界です。規模の大きい話ですが、知っているとなんだか感慨深いものがありますね。
そして、今回の目的地とした「国道最高地点」がこの分水嶺の先にあります。
本来であれば、この先にある県境にあるロッジまで行きたいところですが、事情があって今回は最高地点で折り返し。また再訪する予定なので、その時はロッジまで行きます。
今回のバイク↓
FELT AR Advanced
Ultegra Di2を装備した平坦を得意とするロードバイクです。F1っぽい見た目が非常にカッコいい車体です。
前回の更新から時間が経ってしまいましたが、これにて草津輪行サイクリングのお話はおしまいです。
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